県内の高校生年代のチームが争う「高円宮杯JFA U―18サッカーリーグ2024福島」(通称Fリーグ)は5日、石川町の学法石川サッカーフィールドなどで1部(F1)の最終節5試合が行われ、首位の学法石川が2位の福島ユナイテッドU―18と0―0で引き分け、優勝した。F1最優秀選手賞には学法石川のMF熊倉一真(3年)が選ばれた。
県サッカー協会の主催、福島民友新聞社、福島中央テレビ、読売新聞東京本社福島支局の共催、実行委員会などの主管、モルテン、ミカサの協賛。
F1の表彰式が同日の試合後に行われ、青田由広県サッカー協会長と小野伸一郎福島民友新聞社営業局次長が学法石川の代表者に賞状とトロフィー、メダルを手渡した。
◇F1
学法石川 0ー0 福島ユナイテッドU―
ふたば未来 3ー1 尚志サード
いわきFCU―18 4ー1 東日大昌平
帝京安積セカンド 2ー1 郡山
福島東 3ー2 福島工
学石・熊倉がMVP
F1の最優秀選手賞に選ばれた学法石川のMF熊倉一真(3年) 強みの選手層を生かして誰が出場しても高いパフォーマンスで戦い抜くことができた。選手権大会に向け、今後も粘り強い守備や自信のある攻撃力を発揮したい。
最終戦、福島Uとドロー決着
優勝の行方が決まる首位決戦。1位学法石川は2位の福島ユナイテッドU―18の攻撃を封じ、勝ち点差1で見事に栄冠をつかんだ。DF原田稔己(としき)(3年)は「ゼロに抑えれば優勝できると意識していた。連係して守り切った」と胸を張った。
前期日程ではセットプレーから崩され、前半に3点を奪われて敗れた。今節に向けてセットプレー対策に注力し、マークやポジション取りを徹底的に確認。その成果もあり、この日はFKやCKのピンチにも冷静に対応して相手に隙を与えなかった。
今後は全国高校サッカー選手権県大会が控える。稲田正信監督は「一人一人が精神的に成長した。今後も良い雰囲気で臨みたい」と強調した。