福島ファイヤーボンズ、B1昇格今季こそ ホーム開幕戦に2372人

10/06 07:45

開幕戦で今季初勝利をつかみ、試合終了後のあいさつでブースターと喜びを分かち合った福島の林(左)ら=円谷幸吉メモリアルアリーナ

 須賀川市の円谷幸吉メモリアルアリーナで5日に行われたバスケットボール男子Bリーグ2部(B2)の福島ファイヤーボンズの開幕戦。2026年の新リーグ移行に伴い、福島はチームの目標であるB1昇格の”ラストチャンス”のシーズン初戦で勝利を収め、幸先の良いスタートを切った。

 「ホームでの開幕戦を勝利で飾れてうれしい」。栗原貴宏ヘッドコーチ=郡山市出身=は試合後、安堵(あんど)の表情を浮かべた。2372人の観客が詰めかけた試合は第2Qに14点差をひっくり返される場面もあったが、リバウンドを修正して持ち直した。攻撃では日本人シューターや外国籍選手が得点を重ねて快勝した。

 26年にリーグはトップカテゴリーのBリーグ・プレミア、2部相当のBリーグ・ワン、3部相当のBリーグ・ネクストへと生まれ変わる。そのためB1昇格を目指せるのは今季が最後となる。

 主将の林翔太郎は、昨季けがで約3カ月間の離脱を強いられた悔しさも踏まえ「B1昇格に懸ける思いは人一倍ある」とし「B1に昇格してファンの皆さんと喜びを分かち合いたい」と誓った。

 ブースター(ファン)も悲願達成を待ち望む。観戦に訪れた郡山市の会社員大堀怜玖(れいく)さん(28)は「惜しいところまではいっている。B1昇格を果たしてほしい」とエールを送った。

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